ITPは除外診断によって診断される自己免疫性の血液疾患であり、しばし他の疾患との鑑別が困難となる症例が存在します。
成人ITP診断参照ガイド2023年版では、以下の診断フローチャートが提唱されており、血漿TPO濃度や幼若血小板比率(RP% or IPF%)が除外基準に追加されました。
なお、2023年版の参照ガイドでは、ITPを免疫性血小板減少症(immune thrombocytopenia)の略称としています。
※血漿TPO濃度、幼若血小板比率(RP% or IPF%)の測定は保険未収載です。