自己注射の方法(補助具を使わない場合)

ヒフデュラ®︎配合皮下注シリンジ(プレフィルドシリンジ製剤)をご使用の場合

自己注射の方法

注射の仕方

① シリンジキャップを取りはずす

シリンジ先端のシリンジキャップをつまみ、横に折り曲げて取り外します。

・シリンジキャップは回さないでください。

② 注射針を取りつける

注射筒内に異物がないことを確認後、注射針をシリンジの先端に取りつけます。

③ 気泡を取り除く

ゆっくりとプランジャーを押して、気泡を注射針の針先から押し出し、針の先端まで薬液を移動させます。

④ 注射部位を消毒する

注射部位をアルコール綿で消毒し、自然に乾燥させます。

・消毒した部位には注射するまで触れないでください。

⑤ 針カバーを取りはずす

針カバーをゆっくりと引っ張ってはずします。

・針カバーをひねらないでください。

⑥ 皮膚の「テント」を作る

利き手と反対の手で注射部位の皮膚を優しくつまみ、皮膚の「テント」を作ります。
・皮膚の中に針が入る十分なスペースができるように「テント」を作ってください。

⑦ 注射部位に針を刺す

利き手でシリンジを持ち、皮膚の「テント」の真ん中に注射針を45~90度の角度で優しく刺します。
・皮膚をつまむ方向と針を刺す方向を直線上にすると刺しやすいです。

⑧ 薬液を注入する

利き手でプランジャーを一定の力でゆっくり押し、通常、20~30秒かけて薬液を全量注入します。

・時間をかけて注入することで、痛みが軽減されることもあります。

⑨ 注射部位から針を抜く

薬液を全量注入したことを確認した後に、皮膚をつまんでいた手をはなし、注射針を刺した角度と同じ角度で抜きます。

・出血がある場合は、出血が止まるまでアルコール綿、ガーゼなどで軽く押さえてください。
・注射部位に絆創膏を貼ってください。

⑩ 注射針とシリンジを廃棄する

注射針とシリンジはそのまま廃棄ボックスなどに廃棄します。

注射針、シリンジの再利用はできません。廃棄ボックスなどに入れたものは「医療廃棄物」ですので、医療機関の指示に従って廃棄してください。

・注射針は針カバーをつけずに廃棄してください。
・注射針はシリンジから取りはずさないで廃棄してください。
・廃棄物を入れた廃棄ボックスなどは、お子さまの手が届かない場所に保管してください。

アルコール綿などは家庭ゴミとして廃棄してください。

JP-VDJCIDP-25-00408(2025年9月作成)