自己注射の指導・トレーニング・フォローについて

ヒフデュラ®︎配合皮下注(バイアル製剤)をご使用の場合

  • 自己注射の適用については、医師がその妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練を実施した後、本剤投与による危険性と対処法について患者が理解し、自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導の下で実施してください。
  • また、本剤投与後に副作用の発現が疑われる場合は、医療機関へ連絡するよう患者に指導を行ってください。
  • 使用済みの注射針及び注射器を再使用しないように患者に注意を促し、すべての器具の安全な廃棄方法に関する指導を行ってください。
主治医又は看護師による説明

患者向け資材などを用いて、疾患や治療についての患者教育と自己注射の方法についての指導を実施してください。

自己注射トレーニング(院内)

「自己注射ガイドブック」、「自己注射ガイドビデオ」などの患者向け資材を用いて自己注射の説明を実施してください。

  • 主治医又は看護師が、投与前の準備から、使用済みの注射器や針の安全な廃棄方法に至るまでの一連の手順について、手本を示しながら投与してください。
  • 注意すべき副作用について説明し、副作用の発現が疑われる場合は医療機関に連絡するよう、適切な対処法を指導してください。
  • 「 自己注射確認チェックシート」を用いて手順を確認し、注射部位の記入と管理について、指導してください。
自己注射の実践・確認(院内)
  • 患者さんやご家族に自己注射を実践していただき、問題ないか確認してください。
  • 確実に自己注射できることを確認し、実践可能と判断できるまでトレーニングを継続してください。
在宅自己注射の開始
  • 在宅自己注射の開始後、副作用が疑われる症状があらわれた場合には、ただちに主治医へ相談または受診するよう、指導してください。
自己注射実施状況やその後の実施意向の確認
  • 自己注射を開始した後でも、外来投与に切り替える場合があることを患者さんに説明してください。
    • 主治医が外来治療のほうがよいと判断した場合
    • 患者さんが外来治療への変更を希望し、主治医が認めた場合
    • 患者さんやご家族によって適切に自己注射できない場合    

JP-VDJCIDP-25-00408(2025年9月作成)